Recipeのレシピ(コラム)

海外で品質を安定させるには、時間・労力・コストがかかります。
日本が求める厳しい品質やルールを、海外生産の中でそれを守ることは、正直苦しいと私は感じました。
ルールが増えてコストが上がっても、販売価格を上げることが、特にOEM生産では大変です。
現実的には困難です。
不良品に対する返品は、製造業としての責任であるのは事実です。
一方、理不尽な返品も多かったのも事実です。
納得できない、そこまで問題視されるのか疑問に思うようなという小さな理由で全数返品など。
メーカー側が負担を受け入れざるを得ないケースが多くあります。
OEMでは1足あたりの利益が、場合によっては100円にも満たないこともある (当初仕様からの変更によるコスト増が認められないためです。)のに、 当初約束・計画された発注量がでない。
事前に計画された発注量が守られない場合でも、十分な説明や配慮がないことに不公平さを感じました。
発注がゼロとなった場合、開発費やサンプル費が支払われないケースもあります。
小ロットとなり開発費すら償却できないのに単価が上がらない。
納品してしばらくして数足不良がでれば、全数返品。
その回収や返送料もメーカー負担。
逸失利益(本来得られるはずの利益)の請求など、非常に厳しい条件が提示されることもあります。
これでは、日本の靴製造業が、OEM生産で、気持ちも財務も耐えられるわけがありません。
また海外と仕事をすることは、自ら手を動かすわけではなく、仕様や要求の伝言・依頼になることが多いです。
最終的に結果を待つしかない状況になる点にも、納得しきれない部分がありました。
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