Recipeのレシピ(コラム)

どんなに優れた製品でも、必要とされる価格と数量で量産できなければ意味がありません。
先程そのように表現させていただきました。
これは、私が社会人を始めた時に勤めた業界、電気電子部品業界での経験から、自分なりに腑に落ちる形でまとめた言葉です。6年間、ファクトリーオートメーションに関わる仕事をさせていただきました。
2004年頃の話で、iPhoneが世に出る前の経験です。
当時一緒に営業にまわった先輩の話です。
「iPhoneには数百種類の部品が使われ、合計では5,000点以上にのぼる。それらすべてが、世界同時に億単位で供給されるiPhoneの生産を支えるためには、その数百の部品全ての【量産体制】が整っていなければならない。 必要とされるコストも同時に実現しなければならないし、電子部品である以上、品質不良は許されません。
量産体制がない状態で商品の良さを語ることは、単なる理想論に過ぎないのかもしれません。iPhone以外に、車、携帯ゲーム機、パソコン、小さな電子部品、全て同じ。 量産体制が整っているから、世の中が変わる製品をつくり、世に送り出すことができる。」
その教えは、現在、レシピの靴を1万円で自社工場にて量産できる設計へと大きくつながっています。
静岡本社工場の年間生産能力は約9万足、国内全体での革靴生産実績は年間約13万足です。
本社の生産能力を超える分は、国内の協力工場で生産しています。
靴を生産する材料は弊社がもちろん仕入れを行い、支給する形で加工・生産を行っています。
靴レシピにおいて、国内加工・組立率は100%です。裁断および縫製は国内100%です。
現在においては、日本の中でどうしても入手することのできない、国内で材料入手や加工することができない底材やカップインソールの一部は韓国や中国から輸入しており、全体の約12%を占めています。(26年現在、底の調達の約18%)
この生産体制そのものも、セールスコピーとして活用しています。国内工場で完結していることは、海外の情勢に影響を受けにくい強みでもあります。
世界中で物流が停止したコロナ禍においても、弊社はほぼ休むことなく工場を稼働することができました。行政の指示により休業した日はありましたが、国内物流が停まらなかったため、国内各加工場、材料工場と協力し、生産を継続することができました。 ほとんどの部品を日本国内で調達・加工・組み立てしている当社の強みを大きく活かすことができました。
繰り返しで恐縮ですが、冒頭の「どんなに優れたものも必要とされる値段、量にて量産できなければ意味がない。」は、とても好きな言葉です。前田工業のホームページ(注☆)「前田工業の考え方」でも製造を中心に考えていることを書かさせていただきました。(☆前田工業のホームページは、レシピのブランドサイトとはまた別にございます。靴 静岡 前田工業 で検索いただけましたら幸いです。)
このコラムを加筆させていただいている26年は、石油問題で、強く「生産環境の維持・部品の入手」について考えさせられている年でもあります
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(前田工業株式会社)
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